:Myeloma Today 2010春号より ニュースと解説

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Myeloma Today 2010春号より ニュースと解説

konishi 2010.06.16 [海外情報]

Myeloma TodaySPRING 2010, Volume 8 Number 2 より

 

 

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ニュースと解説
 
Myeloma Today の「ニュースと解説」では、IMFホットラインに寄せられた質問や読者の関心が高い話題を基に、公表された沢山の記事の中から選定してお届けします。
 
 ご質問やご提案をお寄せ戴くには、
 
MKazakova@myeloma.org.宛にメールをお送り下さい。
 
  •  国際骨髄腫財団(IMF)は、2010年度ロバート・A.カイル生涯功労賞受賞者にジョーン・ブレード教授を選ぶ
  • 循環骨髄腫細胞及び自家幹細胞移植
  • 病期進行の危険度の高い、くすぶり型多発性骨髄腫に於ける第3相試験
 
【日本の顧問医師のコメント】
 
 今回の骨髄腫の話題は,自家末梢血幹細胞移植において骨髄腫細胞の混入の程度が寛解期間とは無関係なことと,レナリドミド+デキサメタゾン療法が高リスクのくすぶり型骨髄腫において有用であることの2つです。
 自家末梢血幹細胞移植は65歳以下の患者さんにとっての標準治療ですが,長期的な効果を期待するには,移植前に深い寛解に達していることが重要です。ベルケイドやレナリドミドなどの新規治療薬の登場により,移植前の状態が改善しており,その後に移植を実施することで,治療効果の改善が期待されています。
 くすぶり型骨髄腫は無症候性骨髄腫とも呼ばれており,貧血や骨病変などの骨髄腫関連の臓器障害がないために,現在は無治療で経過観察されています。通常,骨髄腫の治療薬には何らかの副作用があるものですが,レナリドマイド+デキサメサゾン療法の副作用が軽微で治療効果が優れていることが証明されれば,今後早期治療が推奨されることとなるでしょう。
 
  

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