：MyelomaToday2009夏号より IMFﾎｯﾄﾗｲﾝ ～支持療法～

【日本の顧問医師のコメント】

 

　Forteo®（副甲状腺ホルモン製剤）は骨形成促進作用を有する骨粗鬆症治療薬として欧米で承認されている薬剤です。多発性骨髄腫における有効性に関する質問とその回答が記載されています。ここで述べられているように，本薬剤は多発性骨髄腫に対する臨床試験が行われておらず，その安全性と有効性は確立していません。骨病変に対する支持療法としては，ビスフォスフォネート製剤（Zometa®）の有効性が確立していますが，最後に述べられている抗DKK-1抗体など新しい薬剤も開発段階にあります。