:MyelomaToday2009夏号より 骨髄腫研究パイプラインに登場した新しい薬

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MyelomaToday2009夏号より 骨髄腫研究パイプラインに登場した新しい薬

konishi 2010.02.25 [海外情報]

Myeloma Today 2009 Summer Vol.7 Number10 より

 

 

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ニュース及びメモ
 
骨髄腫研究パイプラインに登場した新しい薬

 

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【日本の顧問医師のコメント】
 新しいプロテアゾーム抑制薬が開発され、ベルケイドよりも効果があり、神経毒性が少ないことは期待できると思います。ただ臨床試験の結果が出るまでは動物研究の成果のみでは結論的なことはわからないということです。動物研究で有望であった新規薬剤も臨床研究で奏効しなかったり、思わぬ副作用が発現することがあるからです。
 骨髄腫の病変の推移をPET、もしくはPET-CTで評価することは我が国でも始まっているが、保険診療を基盤とする我が国ではPETは高額で保険適応されていないことが障害でひろく臨床に利用できないでいることが問題で、我が国でも保険適応されるようになってもらいたいものです。
従来から農業に従事するひとたちに骨髄腫の発生が優位に高いことは疫学的な調査で示されてきたが、その原因として殺虫剤の役割を示唆するもので興味深いと思います。これらの殺虫剤が遺伝子変化を引き起こして腫瘍化の引き金を引いているか、今後実証する必要があるでしょう。かつて環境汚染を引き起こしたダイオキシンも骨髄腫の発生頻度を高めることが議論されてきたが、まだその実証はない。
 
出典:「Myeloma Today」2009年 Summer Volume 7, Number 10

http://myeloma.org/pdfs/mt710_c1web.pdf