新薬ポマリドミドが承認されました。
新薬ポマリドミドが承認されました。
今後、薬の値段を決める手続きや、各病院へ納入されるための手続きを経て、ポマリドミド治療を受けられるようになります。
具体的にいつごろか、はっきりはわかりませんが、5月とか6月とか遅くとも7月には、手続きの済んだ病院は受けられるようになればいいと思います。具体的にどの病院がいつごろからかについては、下の連絡先にお尋ねください。できる限り一緒に調べて考えます。
ポマリドミドとは?
ポマリドミドは、レナリドミドやサリドマイドと同じ種類の薬で、レナリドミドやサリドマイドと同様に飲み薬です。
ポマリドミドは、米国と欧州において、ボルテゾミブ(ベルケイド®)やレナリドミド(レブラミド®)治療後に再発または難治性に移行した患者さんを対象に既に承認され、よい結果が報告されています。
ポマリドミドは、サリドマイドやレナリドミドと同じく催奇形性(妊婦が服用するとお腹の赤ちゃんに障害をもたらす危険)の懸念がありますので、妊娠中の患者さんは服用することはできません。また、ポマリドミドが胎児へ曝露(お腹の赤ちゃんに影響を与えること)しないために、ポマリドミド治療を受けるすべての患者さんは、適正管理手順「レブメイト」をよく理解し、定められたルールを守ってください。
詳しくは、ポマリドミド治療を受ける前に、主治医の先生から説明があります。
ポマリドミド治療を受けるためには
ポマリドミドによる治療開始を早期に希望される患者さんは、できるだけ早く治療をスタートできるよう、主治医の先生によく相談してください。主治医の先生にどのように相談したらよいかわからない場合は、患者の会にご相談ください。一緒に考えます。
そして、新しい治療薬が増えるのは嬉しいことですが、新しい薬はわかっていないことも多く、患者さんによっては思いがけない副作用が起きたり、期待するような効果がなかったりすることもあります。主治医の先生とよく相談してください。
ポマリドミドの早期承認に尽力してくださったみなさまへ 心からお礼
ポマリドミドを患者に早く届けるために尽力してくださったすべてのみなさまにお礼申し上げます。心から心からありがとうございます。
本件に関する患者の会問い合わせ窓口
日本骨髄腫患者の会 上甲 恭子(じょうこう きょうこ)
e-mail owner-imfjapan@myeloma.gr.jp
電話 090-6908-2189 (平日10時~16時)