レナリドミド(レブラミドカプセル5mg)を服用中の患者さん、服用を検討している患者さんへ
レナリドミドは、承認されたばかりの新しい薬のため、製薬会社は、レナリドミドが日本で販売されて以降、国内でレナリドミドの投与を受けた患者さんにどのような副作用が起きているかを継続して調査し、厚生労働省や医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告をしています。
その報告から、「重篤な腎障害(腎臓の機能がとても悪くなること)」について安全性情報がだされましたので、お知らせします。
腎臓の機能が低下している患者さんがレナリドミドを服用すると、副作用が強くあらわれるおそれがあることが、承認当初からわかっていました。そのため、レナリドミドの服用量を考慮するなど、「慎重に投与しましょう」と注意がだされていたところ、承認後の調査で、実際に腎臓の機能が悪化した患者さんがいたことがわかり、これまで以上に注意をうながすために、医師や薬剤師の先生が読む薬の説明書「添付文書」が改訂されました。
腎臓の機能が低下している患者さんは、主治医の先生や薬剤師さんの指示通りレナリドミドを服用するようにしてください。
レナリドミド服用中に、「体がだるい」、「口がかわく」、「顔や体がむくむ」、「おしっこの出かたがいつもと違う」など、お体の調子がいつもと違うことに気づいたら、主治医の先生に連絡をするようにしてください。
また、「添付文書」を患者向けに平易に書いた「患者向医薬品ガイド」も改訂されました。今回新しくなった箇所には「*」印がついています。レナリドミドを服用中の患者さんはご覧になってこの薬のことをよく知ってください。
レナリドミドについて、わからないことや気になることがあれば、主治医の先生によく尋ねてください。けっして、自分の判断でレナリドミドを飲むのをやめたり、飲む量を減らしたりしないでください。 わかりにくいことがあれば骨髄腫患者の会でもご相談をお受けします。
あわせて、製薬会社のホームページの患者さん向けのお知らせも参考にしてください。
*担当者の声が小さく電話が聞き取りづらいことがありますが、ご了承ください。