レナリドミド(レブラミドカプセル5mg)を服用中の患者さん、服用を検討している患者さんへ
レナリドミドは、承認されたばかりの新しい薬のため、製薬会社は、レナリドミドが日本で販売されて以降、国内でレナリドミドの投与を受けた患者さんにどのような副作用が起きているかを継続して調査し、厚生労働省や医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告をしています。
その報告のうち、今年の2月に発表された内容を元に改訂された新しい「患者向け医薬品ガイド」ができましたので、お知らせします。
新しく改訂された箇所は、「*」印で示してあります。ご覧ください。
主な改訂内容は、国内で2010年7月20日から2011年2月19日の間にレナリドミドを服用した2483人の患者さんにおいて、肝機能障害(肝臓の機能が低下したり、肝臓の機能が働かなくなること)の副作用が86人(そのうち重い肝機能障害となった人が36人)に起こったことと、
感染症の副作用が206人(そのうち重い感染症が起きた人が112人)に起こり、うち28人が亡くなったことを元に改訂されています。
これらの副作用が、レナリドミドを飲んだことから起こったかどうか(レナリドミドと副作用の関連性)は、詳しい調査中でわかりませんが、レナリドミド服用中に重い副作用が現われた方がいらっしゃいますので速やかに発表され、「患者向け医薬品ガイド」も改訂されました。
レナリドミドを服用中の患者さんにおいては、「患者向け医薬品ガイド」などをご覧になってこの薬のことをよく知ってください。
レナリドミドを服用中にお体の調子がいつもと違うようなときや、気になる症状があるときは、遠慮せずに主治医の先生に連絡をするようにしてください。
また、レナリドミドについて、わからないことや気になることがあれば、主治医の先生によく尋ねてください。けっして、自分の判断でレナリドミドを飲むのをやめたり、飲む量を減らしたりしないでください。 わかりにくいことがあれば骨髄腫患者の会でもご相談をお受けします。
あわせて、製薬会社のホームページの患者さん向けのお知らせも参考にしてください。
*担当者の声が小さく電話が聞き取りづらいことがありますが、ご了承ください。