レナリドミド(レブラミドカプセル5mg)を服用中の患者さん、服用を検討している患者さんへ
アメリカや欧州で行われたレナリドミドを使った、3つの臨床試験において、『レナリドミドを投与した患者さんに、急性骨髄性白血病や骨髄異形性症候群などのがんが発生する率が高いのではないか』という途中経過が発表されました。
この発表を受けて、日本の厚生労働省と医薬品医療機器総合機構(PMDA)、アメリカのFDA、欧州のEMAは、この情報を正確に判断するための詳細な検討を始めました。
レナリドミドは、日本、アメリカ、欧州のいずれの国も「再発または難治性の骨髄腫」の患者さんを対象に承認されています。
今回途中経過が発表された臨床試験は、骨髄腫の治療を初めて受ける患者さんや、自家移植後の維持療法を受ける患者さんを対象に行われた試験です。
現時点においては、「再発または難治性の骨髄腫」の患者さんに対して、日本、アメリカ、欧州いずれの規制当局(厚生労働省やPMDA、FDA、EMAのこと)も、レナリドミドの投与をやめたり、量を減らしたり、薬を休んだりすることを勧めていません。
レナリドミドについて、わからないことや気になることがあれば、主治医の先生によく尋ねてください。けっして、自分の判断でレナリドミドを飲むのをやめたり、飲む量を減らしたりしないでください。 わかりにくいことがあれば骨髄腫患者の会でもご相談をお受けします。
いつもどおり、落ち着いて日常生活を送ってください。
新しい情報が入り次第、骨髄腫患者の会のホームページやがんばりまっしょいでご紹介します。
また、PMDAやセルジーン社のお知らせも参考にしてください。セルジーン社のお知らせには3つの臨床試験のことが詳しく書かれています(いずれも医師向けの文書です)。
こちらのページにある「レブラミドカプセル5mgの安全
性情報のお知らせ 二次発がんの潜在的リスクに
ついて 」
*担当者の声が小さく電話が聞き取りづらいことがありますが、ご了承ください。